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2019年8月25日日曜日

Kenny Burrell Quartet - The Tender Gender

BNに数々の名演奏を残した Kenny Burrell 1966年 Cadet で録音したこの曲もすばらしい。
Burrellのオリジナルで(p)とのコラボが楽しめます。(p)はあまり聞かない名前ですが Richard Wyands でBurrellよりは年上です。 レイジーなテーマはいつ聞いても心地よく、朝はだいたいこの曲か wes montgomery の a day in the life で始まります。(p)は同じコードのバッキングがBurrellのソロの間ずっとくりかえされ、そのまま(p)のソロとなるのですがBurrellのソロをキープしているだけにソロの冒頭に絶妙のフレーズがとび出します。「Joshua Fit de Battle Of Jericho」でGrant Green(g)をフォローするHerbie Hancock(p)を思い出します。
Kenny Burrell (g)
Richard Wyands (p)
Martin Rivera (b)
Oliver Jackson (ds)
1966年録音



2019年8月15日木曜日

Duke Ellington - Money Jungle

このレコードが日本で発売されたのは録音の翌年1963年の夏、今でもその時のことを憶えています、当時ニューヨークとの時差は1年たらずでした。
Duke Ellington の強いタッチとCharlie Mingusの引っ掻くような弾く音が全体を支配して、Max Roach がバックで煽る構成で兎にかく圧倒されます。1962年ならファンキーの渦が巻いていた時期ですが、Ellingtonは別格としても、Charles Mingusは40才でTown Hall Concertのあたり、Max Roachは39才Speak, Brother, Speak!あたり、二人とも初期の傑作は出揃っていて、新たな発展へ向かう時期ですが、二人とも貫禄はあって三人の巨人の作品として強く印象に残っています。
Jazz Tunaさんのこのup最初聴いただけで、凄い音が飛び込んできました。
Duke Ellington (p)
Charles Mingus (b)
Max Roach (ds)
1962年録音